鈴木です。今日は2020年12月に参加したヒルトンバケーションクラブの説明会の体験を書きたいと思います。
＃あくまで個人の体験・感想であり、ヒルトンバケーションクラブの是々非々を語るものではありませんので、ご了承ください。
ヒルトンバケーションクラブとは
詳細は以下のリンクにあるHPを参照いただきたいのですが、一言でいうと、ヒルトングループの持つリゾート地の別荘を週単位で分譲する会員の集まりです。物件を所有する代わりに、当該物件を使用するためのポイントが得られ、自分の所有する物件は勿論、他の方が所有する物件をポイントを使用することで宿泊できる仕組みです。
※1年間のある週はAさん、ある週はBさんのような形で別荘の所有権を時間単位でシェアする形式なので、タイムシェアとも呼ばれるようです。（鈴木個人の解釈）
体験会参加のきっかけ
2020年の11月に、もっとTOKYO（今となっては懐かしいキャンペーンですね）＋GOTOキャンペーンを活用して、コンラッド東京に宿泊しました。宿泊を終えて、帰りのエレベータを降りたところでスーツにiPadを持った男性に呼び止められました。
アンケートに答えるとコンラッドで使える食事券をプレゼントしますということで、アンケートに回答しました。
アンケートに全て答え終わったところで、ハワイに行きたくないですか？あるいはコンラッドのレストランで使える食事券（1万5千円分）は欲しくないですか？と聞かれ、ヒルトンバケーションクラブの説明会に参加することでゲットできるので、参加しませんかと勧誘され、それはお得だーー！！ということで即申し込みました。
体験会の様子
ヒルトンバケーションクラブの説明会は、ヒルトン東京の下にあるヒルトンバケーションクラブの店舗で行われました。
入るとすぐに受付があって、奥の個室ブースに通されました。
バリキャリエグゼクティブ営業
個室に入ると担当の営業さんが既にいて、ネームプレートのようなものにエグゼグティブと書かれていて、如何にもバリキャリという感じの女性でした。お子さんが自分の年齢と同じぐらいとおっしゃっていたので、結構いい年齢の女性でしたが、目力がとても強く、油断したら完全に食われてしまうと軽くビビってました。
歴戦錬磨なのがすぐにわかるスムーズな説明と営業トークがとても印象的で、「ハワイには毎年行ってるし、コロナ前にはフロリダのディズニーにも行って、最高のバケーションを過ごした」と体験話をおり混ぜつつ、タイムシェアの魅力を説明されました。途中、凝ったムービーが流れて、まさに今あなたは良いものを買うチャンスにいるんだという雰囲気が演出されていました。
名言（迷言）
ひとしきりの説明が終わったところで、今でも覚えている名言（迷言）が飛び出しました。
「私たちは夢を売っているんです。」
- 夢だから、目に見えなくて怖いかもしれないけど、未来に投資することだから
- 旅行に行くかどうかも分からないから…じゃなくて、別荘があるから旅行に行く、タイムシェアしているから、旅行に行くにパラダイムシフトが起きる
- バケーションに行く予定がたてば、日々の仕事を頑張る糧となる
上記のマインドは人生を楽しく過ごす為にはとても重要だと思いましたが、自分としては次の点がとても不誠実だな…と思って、購入する気にはなれませんでした。（デメリットを語らない人は信用できない）
- 購入時のローン金利が高いのに、米国のローンは日本と違って高いのは普通だからと言われ、コストシミュレーションがなされなかった（初期の支払い金額はｘｘ、月々の支払いはｘｘに終始していて、総額がいくら膨らんでいるのか説明なし）
- 管理費は一定で大したことない的なことを言っていたが、事前にYoutubeやブログで調べた限りでは、年々増えていくもので、結構な支払いになる可能性があることは説明されず
- 今だけ限定でこのプランがありますと言われたが、事前に調べてた過去の参加者にも当該プランは出ていたし、質問すると別のプランが実はあると言われたり、情報の非対称性を逆手にとってる感じが露骨で、営業とは言え、これは…
- 現地の食材を使って料理できたり、1週間別荘でステイできることが良いと言われたものの、休みでゆっくりする時に料理したりすることに魅力を感じず、むしろラウンジでゆったりのが良いと思いました。（ステータス修行したばかりだし）
クロージング
上記の理由で心は決まったものの、下手なことを言うと丸め込まれそうなので、4の理由とコロナの状況かつ新婚で今すぐには決められない（他にもお金を使うことがあるので）と説明したところ、割とあっさりと退いてくれました。
延長戦
今日の説明会の感想を聞きたいと言われ、若めの男性営業のいる個室に通されました。ハワイの無料宿泊をゲット出来て、1年間、体験入会できる仕組みがあるんですけど、どうされますか？という提案がありました。ただし、条件としては、ハワイに行って、説明会に参加する必要があること、年間10数万円の年会費を払う必要がありました。
その金額ならば、と計算しようかと思ったのですが、コロナでハワイにいける気がしないから、お食事券の方でいいですと妻がバッサリ言ってくれて、話は終わりました。こちらの営業さんもあっさりと退いてくださり、さすが外資はさっぱりしてるな〜という印象を受けました。
説明会に行く前にやっておくべきこと
- タイムシェアとは何なのかを過去の参加者ブログやYoutubeで事前に確認して、メリットやデメリットを把握すること
営業さんは良いことしか言わない可能性が高いので、デメリットの部分はきちんと把握しておき、必要であれば担当の営業さんに確認した方が良いです。くじら不動産さんは事前に見ておいてとても参考になりました。 - どんな暮らしをしたいのかを事前にパートナーと話し合っておくこと
ムービーや営業さんの説明は本当に魅力的で、夢を見ることができるので、リゾートで過ごす非日常にくらっと来てしまう可能性もあります。ただ、安い買い物ではないので、支払いに見合ったメリットが自分たちの家庭にあるのか、自分たちの望む暮らしに合致しているのかを事前に話し合っておくことで冷静な判断ができると思います。 - 月々の支払い金額などのコストシミュレーションをやっておくこと
前向きに購入するつもりで参加する場合は特にコストシミュレーションをすることをお勧めします。先に書いた通り、ローンの金利や管理費の説明が十分でない可能性もあるので、月額・年額でいくらなのかを予想しておくことで提案が高いのか、安いのかも把握できると思います。
ホテルやポイ活のお得情報には全然なっていないのですが、マリオットバケーションクラブの説明会話もTwitter等で話題に上がっていたので、ちょうど良い機会かなと思って、記事にしてみました。少しでもみなさまの参考になればと思います。
長文のご愛読、誠にありがとうございました。
